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お葬式がすみました。

*その後のまる猫の写真をUPしているので、ご注意下さいませ。

まる猫が旅立ってからもう4日たってしまった。
三晩、まると一緒に過ごし、昨日ようやく葬儀を済ませることができた。
葬儀は近所のペット霊園にした。
町の小さな公民館のようなこじんまりした場所で、おじいちゃんがひとりでやっているようだった。
私達がまるを抱えて連れて行くと、暖かい笑顔で迎えて下さり、お堂の観音様の前に安置した。
「大きい猫ちゃんだねー。」と驚かれた。
いやもう太っているのをのぞいても、本当に大きくて合う箱がなかったほどだ。
お線香をあげ、テープで般若心経が流れている間、おじいさんも一緒に3人で合掌した。
まる猫には悪いけど、猫にお経っていうのが何だかおかしくて、笑いそうになってしまった。
本人も、「何だよう~」と思っていそうだ。
その後は、隣の部屋の火葬場に移動し、石焼窯ピザの窯のようなところに入れられた。

1時間くらいという事で、待合室へ案内された。
15畳くらいの部屋で、なんとなくおばあちゃんちのようなのどかな雰囲気だ。
清算を済ませ、おじいちゃんと話をし、お茶とコーヒーとお菓子をつまみつつ待っていた。
おじいちゃんの話によると、年間かなりの人数が利用して、もうみんな泣いたり叫んだり大騒ぎだそうだ。春秋の例祭も盛大らしい。
いろいろな動物が来て、中には亀とかイグアナとかインコとかにわとりとかの、ごくごく小さなペットもいるそう。
「みんな家族だからね」という言葉が温かくてほっとした。

その部屋には本がたくさんあって、なぜか「恐怖、動物の霊障」とか「日本海軍のすべて」とか「京極夏彦&宮部みゆき、妖怪談義」とか、私達の好きそうなのがいっぱい。
おじいちゃんの趣味なのかなー。かなり楽しく読んでしまったよ。

お骨あげは人間と一緒。
かなり立派な骨でまたまた驚いた。
普通の猫の骨壷では入らない、という事でひとまわり大きな物になった。
すごいぞ、まる猫。
お骨は、本堂の観音様の前に置かれ、また般若心経。
その後は、お堂の裏にある共同墓地へ埋葬した。
お堂の裏にあるお墓の扉を開けるとすごく深い穴になっていて、骨が納められるようになっているのだ。そこに、お骨をザーッと入れた。
何だかとてもシンプルでのどかで猫にはちょうどいいような気がした。
あまりに人間同等の式とか、きれいすぎる、とかだと落ち着かなさそうだし。

はああ~。これで全部すんでしまった。
まる猫の使っていたひざかけやタオルは洗ってしまったし、最期のおしっこも片付けてしまったし、病院へのご挨拶も済ませたし、なんだかよくわからない気分。
まだまだ、いないって実感がなくてとまどい気味だ。
泣こうと思えばいつでも泣けるし、別に泣かなくても大丈夫だし、うーん。不思議な気分だ。

はちはすっかり落ち込んでしまい、ずっとまるを探してうろうろ、きょろきょろしていたが、だんだん落ち着いてきた。この4日は、とんでもなく甘えん坊になっちゃってるけど。^^;

何だかとりとめない文章になってしまったけど、まる猫の記録として。

お葬式がすみました。_e0072264_21363860.jpg

まる猫によりそっていたはち猫
お葬式がすみました。_e0072264_21373586.jpg

何だか気持ち良さそうなまる猫
by nihaoperio | 2007-05-08 21:48 | まる糖尿病と闘うぞ!