カテゴリ:音楽、芸術、催し物( 76 )

いつも楽しみに拝読している『弐代目・青い日記帳』のTak様が面白い企画をされていたので、思いきって参加してみました。
ちょうど、NHKの日曜美術館アートシーンで紹介されて興味深かったのもあり。

「没後70年 竹内栖鳳―京都画壇の画家たち」 展
会期:2012年9月29日(土)~11月25日(日) 
会場:山種美術館(東京都渋谷区広尾 3-12-36)  
http://www.yamatane-museum.jp/
主催:山種美術館、日本経済新聞社


ブロガー内覧会とは何ぞや?と言いますと、Twitter、facebook、ブログ等で展覧会の感想をリアルタイムでUPしつつ絵画を鑑賞する、という斬新な物なんです。
館長によるギャラリートーク、絵にちなんだ和菓子付きでなんと800円。
通常1200円ですから、もうこれは破格の大サービスです!ありがたや〜。

竹内栖鳳は、「東の大観(たいかん)、西の栖鳳(せいほう)」と並び称される日本画家。
円山派の画風に、西洋美術の画法も取り入れた伝統的だけど新しい、如何様にも変化していくような印象があります。
まあ、ひと言で言うとチャレンジャーね。
中国が気になれば中国へ行っちゃう。
和紙にキラキラ入れたくなれば銀粉を漉きこんじゃう。
オリジナルの和紙だって作っちゃう。
なんだか可愛げのある方です。

館長さんのギャラリートークはポイントを押さえていてわかりやすく、普段はトークなんぞろくすっぽ聞かない私がぐいっと引き込まれるお話でした。
口調もさばさばされていて聞き取りやすかったです。流石です。

そうそう、今回の企画の特典、絵の写真撮影許可だったのです。
そこで有名な猫さんの絵を。

栖鳳と言えば「班猫」(はんびょう)。
本来は「斑猫」と書くのですが、箱書きに「班猫」と書いてあったそうです。
あわてんぼうだったのでしょうか?

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目に注目!
群青、緑青、金泥を使って猫のきらめく瞳を見事に描き出しています。

この猫のモデル、八百屋さんの猫だったそうなんですが、栖鳳、「徽宗皇帝の猫がいるぞ!」と頼み込んで貰い受けたそうです。
結構普通の猫じゃないか・・・(笑)

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徽宗(きそう)皇帝というのは北宋の第8代皇帝で絵画をよくしたんだそうです。
その皇帝の描いた猫の柄と一緒だったとか。

ちなみにその絵はこれ。目が出てる。。。ば、化け猫??
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展覧会の半分は動物の絵で、動物偏愛傾向のあるわたくしは狂喜乱舞。
どれも動物に対する愛があふれたような絵で嬉しくなりましたよ。

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ああ、かわいい、かわいい♡♡

他にも蛙、象、猿、からす、等々動物園みたい。
それから、栖鳳の他に、円山応挙、弟子の上村松園の絵があったのが嬉しかったです。

鑑賞後は、和菓子をいただきました。
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5種類のうち、私は鯛を。美しい。そして大甘い〜!
こちら⇒(クリック)で全部の種類が見られます。

和菓子を食べつつ、感想をUPしつつ、交流しつつ、なんですが、へたれの私は交流はせず、ひっそりと記事アップだけしておりました。汗
うーん、そういう人結構多かったなー。いきなり話しかけるのもきっかけがつかみにくくて。
女性は2人づれが多かったようでした。

ともあれ、非常に楽しい時間で参加してよかったです。
私は美術館は1人で!がポリシーなのですが、こうやってギャラリートークを聞きつつ、同好の方たちと一緒に鑑賞するのもたまにはいいなあと思いました。

でも山種美術館は遠かったなーーーーー。
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by nihaoperio | 2012-10-23 20:13 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(0)

ひとり芸術週間。

GWも残すところ1日。

今年は珍しく家族と休みが2日間一緒、という日もあったりしてちょっとアクティブな気分に。
その2日間は、結局東京ドーム深夜野球大会になったのですが・・・(笑)

その他のひとり時間は『芸術週間』ということにしました。
最近なんとなく煮詰まり気味だったので、気になる美術館に片端から行ってやろうかと。
心が疲れている時は美しいものでエネルギーチャージです!

片端から・・という割に、行ったのは4つ。

国立新美術館の『セザンヌ展』『エルミタージュ展』。
埼玉県立近代美術館の『草間彌生展』。
ブリジストン美術館の『あなたに見せたい絵があります展』。

あ、GW前に国立西洋美術館の『ユベール・ロベール展』と科学博物館の『インカ帝国展』も行ったのでした。

本当は上野の藝大美術館の『高橋由一展』と東京国立博物館の『ボストン美術館展』へも行きたかったのですが、雨降りに負けました!後日行きますよ。

4つ、それぞれ素晴らしかったです。
特に軽いショックを受けるような感覚があった草間彌生展。
事前に彼女の自伝『無限の網』を読んでいったので、作品一つ一つにこめられた彼女の叫びが感じられて頭がクラクラ。

無限の網 草間彌生自伝 (新潮文庫)

草間 彌生 / 新潮社


あの時代にこんな人がいたなんて。
この人の事を、もし大学生時代に知っていたら私の人生全然違う方向へ行ってたかも、と思わせるすさまじい吸引力がありました。驚いたなー。

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エカテリーナ2世が収集した膨大な作品数に圧倒されるのは『エルミタージュ美術館展』。
古典からバロック、ロココ、印象派、現代美術までそれはもう宝船のようですよ。
時代ごとに壁の色が変わる展示方法も効果的だった。
やっぱりロココは水色だよね〜。ぴったり!
まあとにかく、こんな作品を一度に見られるなんて夢のようです。
期間中、会場に設置されたポストに投函すると、エルミタージュ美術館か、チェブラーシカの消印が押されるので是非お手紙を!

同美術館で同時開催されている『セザンヌ展』。
セザンヌはあまり好きな画家ではなかったのですが、数年前実物を目にしたらガーンΣ(゚Д゚|||)。
絵は実物を観ないと絶対に理解できないってことが心の底からわかりました。
ゴッホもそうだけど、セザンヌも印刷と実物の差があまりにありすぎましたよ。
彼のアトリエも再現されていて、世界観にたっぷりひたれます。

ブリジストン美術館はもう、毎度の事ながら企画がうまいんだなー。
大量の所有絵画の中からテーマに沿った絵を見事な配置で展示しています。
今回は「自画像」「肖像画」「ヌード」「モデル」「レジャー」「物語」「山」「川」「海」「静物」「現代美術」の11項目に分けられて展示されてました。
しかし、この石橋財団。
なんというコレクションを・・・・選びに選び抜かれた絵ばかり。眼福〜〜
最近気になるモーリス・ドニの絵(『バッカス祭』)が一点あり、その絵はがきを購入しました。

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『ユベール・ロベール展』の美しく幻想的な廃墟の絵にタイムトリップしたり、『インカ帝国展』の3Dシアターでマチュピチュ体験してこれまた頭トリップ!面白かったー。

去年は震災の影響で中止になった展覧会も多く、また自分の中でも絵を観る気分ではなく、あまり美術館に足を向けられませんでした。
今年は気の向くまま、足の向くまま、たくさん鑑賞しようと思っております。
この後も素晴らしい展覧会が目白押し!楽しみ!\(^^@)/
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by nihaoperio | 2012-05-05 22:57 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(4)

ホキ美術館へ。

とうとう行ってまいりました!
リベンジ「ホキ美術館」へ!!

なぜリベンジかといいますと、昨年の11月。
オープンしたばかりのホキ美術館へ行こうとして迷子になり、たどり着けなかったのです。
野を越え、山を越え、3つ先の駅まで約12km、えんえんと歩いてしまったのでした。笑

今回は外房線土気駅からしっかりバスに乗り、あっという間に着きましたよ。

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「本建築は2009年にスペイン・バルセロナで開催されたWAF(World Architecture Festival)のfuture project部門にて最終審査まで残りました。完成後は実作部門としての受賞を目指しております。」

という説明通り、豊かな緑に囲まれた場所にポンと非日常的なデザインの建物があるんです。
なんとも不思議な感覚。
中に入る前にすでにアートな世界に包まれます。

この美術館は、写実絵画のみ集められているんですよ。
目を凝らしても写真だか絵だかわからないほど細密に描かれた絵画。
じゃあ写真でいいじゃん?って思うかもしれませんが、それがそうじゃないのですよね~。
うまく説明できずもどかしいのですが、フィルターを通して映された写真は瞬間の切り取られた芸術、写実絵画は肉眼で捉えた、絵画になってもなお生き続ける血の通った、といいますか、魂がまだそこに残されている、というような・・・そんな個人的な印象を持ちました。

展示室は(確か)9つのギャラリーになっていました。
なんといっても圧巻なのはギャラリー1。
緩やかなRになっている500mもの回廊です!
両脇に絵画が展示されていて、窓側は壁の下部分が2重構造のガラスになっているので自然光が入り込んで気持ちがいいのです。

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(ホキ美術館HPより)

そして絵画。
企画展「時を超えて ― 静物と風景画展」と常設展。

月並みな言葉しか出てこないのですが、素晴らしかった!!!!の一言ですね。
静物画はここ最近になって好きになってきたのですが、写実絵画の静物画はもうなんというか、目を丸くするしかなく・・・。笑

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山本大貴「Ray at 3:00p.m.」2010年

これ、もし写真だったらどうという事もないと思うんですけど、絵だ、ってなると唖然です!

人物画も驚きです!美人さんばっかりだし。
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生島浩「5:55」2010年

あまりにあまりで、私は絶対写実絵画のモデルにはなりたくないなあと。

「5:55」のエピソード。
時計を見ると5時55分。
彼女のモデルの契約時間は6時まで。あと5分。
仕事が終わったら何をしよう?どこに行こう?とそわそわする雰囲気が組まれた指先に表れていませんか?


建築を見たり、絵を見たり、うっとりと時間を楽しめました。

ちょっと残念だったのは、連休のせいかかなり混雑していたこと。
しかも「何しに来たのだ?」というおばさまグループとかー。
絵は横目でちらっと見るだけで関係ない人の噂をべらべら大声でしゃべってたり、カフェに突進して並んでるのを見て大騒ぎしてたり。
まあ、美術館は誰が行ってももちろんいいですし、どんな見方をしても自由ですけどマナーだけはね。(゜-゜)

それから併設のレストランとカフェ。
地散地消で千葉の食材を使っているそうです。
千葉名産プレートなどもあるらしく、次回はすいている時にいってゆったりしてこようと思います。

帰りはのんびり(いや熱中症になりそうになりながら)駅まで歩きました。
ああ、またここら辺に住みたいなあ(昔住んでたんです)としみじみ懐かしくなりました。
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by nihaoperio | 2011-09-19 18:05 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(4)

去年から首を長くして待っていた『五百羅漢展』行って参りました。(→こちら
例のごとく、こういうの(!)はぺり妹と。

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芝増上寺に秘蔵されている100幅のこれらの絵、なんと今回「江戸東京博物館」で一挙公開!というスペシャルな展示会なんです。
これを見逃すわけにはいきません!

雨天にもかかわらず、かなりの人出。年齢層は西洋美術展よりちょっと高めかな?
照明をかなり落とし、薄い紐のれんでコーナーの仕切りをした館内は独特の幻想的な雰囲気。
そんな中、かなーり濃厚な羅漢500人の絵が並びます。

羅漢(阿羅漢)というのは、釈迦入滅後にその教えを人々に伝えていった弟子たちの事。
小乗仏教では、最高の悟りに達した聖者であり、尊敬や施しを受けるべき聖者であるといわれています。

そんな羅漢を500人分(100幅×5人)を見た感想ですが・・・。


“羅漢たちって監査役員みたいじゃないか!!”

“羅漢たち、自分の手は汚さずにおいしいとこ持ってくじゃないか!!”



でしたー!!(ごめんね羅漢さん達)ヽ(`Д´)ノ


だってねー、この人達、地獄へ見学ツアーへ行っては、亡者を助ける行動をとってるんだけど、棒や紐でつりあげても、カンダタよろしくみんな結局落っこちてしまったり、餓鬼道の亡者に団子を与えても、いざ食べようとしたら火になっちゃったり。
死んでもなお戦いに明け暮れる亡者を、楽しそうに上から見物してたりね。
托鉢でもらった食事には手をつけず、貧乏な餓鬼みたいな(絵では完全にゾンビみたいだった!)人達に与えるんだけど、その作業は下っ端の奴隷みたいな人にやらせてる。
医療や大工仕事も、重労働は奴隷に・・・。
天界や竜宮へ行けば下にも置かないもてなされっぷり!

ああもう、爆笑しまくりでしたよ。
こんな生々しく、普通のおっちゃんみたいな羅漢図は初めてです。

印象的だったのは、羅漢の頭のまわりの光輪。
それから、いろいろな道具からビームを出すこと!!!
雲の上にいる羅漢たち、下界のピンチを救うべく、マニ宝珠や仏像の第三の目、宝塔、経典などから光のビームを放出するんです。
小さい龍の口からは水を出して火事を消してました。

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(第23幅 六道 地獄)

なんか楽しそう。楽そう。私もやりたい。笑




中に、何枚かタッチの違う絵がありました。
西洋絵画の流れを汲んだ陰影がついてるこれもその1枚。(第50幅 十二頭陀 路地常坐)

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かなり不気味。エキゾチックだし、羅漢たちも神妙だし。
おみやげの絵葉書でも人気のようでしたよ。



100幅の濃厚な絵、全部見終わるとかなり疲れますが、印象深い展覧会でした。
でも心地よい満足感でいっぱいです。
行くべし!行くべし!



☆おみやげコーナーにあった、「地獄」「極楽」のお香。どちらも白檀の香りですが、極楽はかなり華やかに白檀が香ります。

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羅漢。。。。笑
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by nihaoperio | 2011-06-12 10:27 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(0)

シュルレアリスム展へ。

国立新美術館で開催されている「シュルレアリスム展」へ行ってきました。
こういうちょっと奇妙な展覧会はいつものように妹と。笑

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ここの無機質な内装が大好きで、ついぼーっとしてしまいます。

シュルレアリスムっていうと、真っ先にダリ、マグリットが浮かびますが、今回の展覧会に彼らの絵は少ししかありません。
パンフレットにマグリットがだーんと押し出されているので、彼狙いでいくとちょっと拍子抜けかも。
とにかく広範囲にわたった画家たちの作品が集まっていて、かなり疲れ見応えがありました。

その中で、気になったのがアンドレ・マッソン。
「夏の愉しみ」というカラフルなかまきり達が楽しそうに踊っているいる絵が、すごい気に入ったのですよ。
これは妹も同意見。2人で爆笑しつつ鑑賞しました。(鑑賞態度悪し・・)
しかし、時代が移るにつれ彼の作品がだんだん壊れて・・・。
最後の方なんて爆発しちゃってて、もう「マッソン君どこへ行っちゃったのー?」ってな感じでしたよ。
芸術は不可思議ですね。

ダリ、マグリットはいつみてもため息がでるし、ミロの色彩の爽やかさ、心地よい安定感はホッとします。
そんな中、大好きなポール・デルヴォーの絵も1点ありました!!

・・・・んーんー、ため息。
あの圧倒的な夜の色はどうやって表現できたのだろう?
私が子供の頃感じていたの夜のイメージそのままなんですよね。
面白いなあ。

絵画の他に、彫刻、映像、写真、雑誌の挿絵等々盛りだくさんです。
映像ではなんとあの「アンダルシアの犬」を流してます!!!
目玉をカミソリでビーッの場面は見ませんでしたけど。あれは必見。

シュルレアリスムは(も)とっても語れるような知識はありませんが、不思議な刺激を受けました。
おすすめですー。


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1階のカフェにてガスパールのラテを。
リサとガスパール、絵本の中でパリの「ポンピドゥセンター」の中にこっそり住んでいるんだそうです。
今回の展覧会のナビゲーター役。

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by nihaoperio | 2011-03-06 18:59 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(2)

『牡丹亭』行きました。

またまた遊びに行った日記になりますが・・。

坂東玉三郎主演の昆劇、『牡丹亭』、観てまいりました。

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場所は赤坂ACTシアター。
2階席の真ん中の列で、舞台からは遠いのですが、ちょうど真正面の位置だったので見やすかったです。
歌舞伎座の3階席のような感じかな。

昆劇って、なんと600年以上もの歴史があるそうですよ。
楽曲は1500以上もあり、旋律が複雑な上に歌詞は格調高く、しかも蘇州語を用います。
その文学性の高さと優美さ、洗練された芸に貴族たちの間で大流行だったそうです。
清の乾隆帝以降は京劇に押され、だんだん衰退へ向かっていったとか。
そして決定的な文革。
そうですよね~。
文革では京劇の演目も決められていたし、何より幽霊が出てくる劇なんて「鬼劇」って言われて弾圧だったそうですもん。ああもったいない。
でも、2001年にユネスコ世界無形文化遺産に指定されてからは、また関心が高まっているそうです。

さて玉三郎。

美の化身

でした!!

なんとも言い表す語彙が不足していてもどかしいですが。
あまりの神々しさ、気高さに、まばたきするのも惜しいほど凝視してしまいました。
歌舞伎の玉三郎も尋常な「美」ではありませんが、今回の役も。。。
あああああ、まさにアジアの至宝。
そして、あのソプラノ。
玉三郎があんなに美しく歌えるなんて知りませんでしたよ。

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あでやかで美しい衣装も目を奪われます。
きっと手刺繍よね~。
途中登場する花の精、花神達はひとりひとり全部違う色と柄の衣装で、まるで幕内力士の土俵入り(化粧回しね)みたいで楽しかったです。
また中国の演員達の動きが面白くてこちらも堪能しました。

ストーリーはいかにもお芝居らしく、めりはりがあり飽きずに楽しめました。
突拍子もないところがまた面白く。さめざめ泣ける場面もありますよ。
まあ、ジャンルは古典的ホラーね。雨月物語とかに出てきそうな。笑
幸せなフィナーレに続く、最後のカーテンコールも華々しく大感激でした。

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玉三郎は蘇州語をマスターするのに、2年間1日もかかさず音声を繰り返しシャドーイングしたそうです。
頭で覚えるのではなく、身体に染み込ませるって。
演技のために、セリフを覚えるだけではなく、孔子、老子、孟子などの哲学書も本がぼろぼろになるほど読みこなしたって。
すばらしい・・・。

これから行かれる皆様、赤坂駅からACTシアターへ行く途中のすぐ脇のビル、「赤坂bizタワー」で、チケットみせると飲食店の料金が値引きになったり、ドリンクサービスになったりするキャンペーンをやっています!
私は気がつかず、普通にお茶飲んでしまいました。ぶーぶー。๏̯͡๏


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by nihaoperio | 2010-10-09 22:31 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(8)

珍しく初日に行ってまいりました!

没後120年 『ゴッホ展-こうして私はゴッホになった』の展覧会。(→こちら

ゴッホの絵はものすごくエネルギーが強くて、弱っている時は絵に負けてしまい非常に疲れます。
でもこの日は、何だかゴッホの気分だったんです。秋だからかなー。

初日でどうかと思ったけど、そんなに混雑していなかったので思う存分ゆっくりと鑑賞できました。(夕方6時過ぎです)

今回、嬉しい再会がありましたよ!
小学生の頃、上野の西洋美術館でやはり『ゴッホ展』があったのですが、その時すごく気に入って、ポストカードまで購入した絵が来ていたのです。

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左側が1976年(昭和51年)のチケット。右側が今回のチケット。



1枚目の再会は『馬鈴薯を食べる人々』
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今回は『じゃがいもを食べる人々』になってたけど、私の中では「馬鈴薯」。
なぜなら、その時初めてじゃがいも=馬鈴薯っていうんだ、って知ったので。笑
こんな地味な絵を、小学生がなぜ気に入ったのか?というと、絵のタッチが当時(今も)愛読している「大草原の小さな家」シリーズの挿絵にどことなく似ていたからです。
なんだかかわいい当時のわたくし。おほほ。

もう1枚は、『ヒバリの飛び立つ麦畑』。
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この絵の具の盛り上がりと、明るさが気に入ってね~~。

懐かしい絵と再会して、瞬時にタイムワープしてしまいました。

それから、衝撃の1枚。
黄色い静物画『マルメロ、レモン、梨、葡萄』。
・・・絶句です。絵は勿論、辺りの空気までゴールドに輝いていて思わず息をのみました。
あれは何?( ꒪⌓꒪)

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晩年のゴッホは精神を病み、自分の耳を切り落としたり、精神病院に入ったり壮絶。
最後は37歳の若さでピストル自殺をします。

でも、絵からは暗さは感じないの。
彼の晩年を文字で見ると悲劇かもしれないけど、もしかしたら、彼は苦しみと向き合いながらも、絵を描く喜びと共に人生を生ききったのかもしれない、と思ったりしました。

1枚1枚、心に響く美術展でしたよ。^^


会場│国立新美術館(東京・六本木)
所在地│東京都港区六本木7-22-2 企画展示室1E
会 期│2010 年10月1日(金)-12月20日(月)
開館時間│午前10時-午後6時、金曜日は午後8時まで ※入場は閉館の30分前まで
休館日│火曜日 ※11月23日(火・祝)は開館、翌24日(水)休館

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by nihaoperio | 2010-10-02 22:30 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(6)

『三菱が夢見た美術館』

昨日は父親の古希祝いで、新丸ビルの四川料理レストランで食事をしました。

食事後、そのまま帰るのも・・ということで、何となく散歩がてら近くの「三菱一号館」へ。
ここは、今年の4月にオープンし、先日『マネ展』で大盛況だった今丸の内界隈で噂の美術館です。

『マネ展』はね~、とっても見たかったのですが、あまりの混雑ぶりに挫折しました。
それに最終日近くには、もうすでに酷暑になっていてマネの黒があまりに重そうだったので。

1894年当時の建物を忠実に復元した、というこの美術館。
外観がとても素敵です。

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今開催されている展覧会は、『三菱が夢見た美術館』。(→こちら
三菱財閥が集めた美術品、丸の内に建設計画していた美術館の概要等、興味深い展示です。

館内は、当時のオフィスビルを忠実に再現したというだけあり、およそ美術館らしくありません。
狭い部屋をいくつも出たり入ったりして、なんとなく落ち着かず、作品に集中できませんでした。
また、建築資材も当時のもの、という事で、靴音が響きます!笑

とはいえ、ありとあらゆる作品が集められていてよく言えば(往好里说是)「宝石箱」、悪く言えば(往坏里说就是)「ごった煮」かな。(ちょうど2課に出てきた例文だー!)

どちらかというと、もやもや系(色彩が淡く境界がぼやけているもの)の絵が多くて、あまり私の好みではなかったです。ಠ_ಠ
全体の中では、橋本雅邦「龍虎図屏風」と、波留麻和解(ハルマワゲ)の黒鬼、ルオーが気に入りました。


あ、メインのこの「麗子像」。
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小さい頃の私に生き写しなのよねーーーーー!
今回もまた両親に言われたし。ううううう。確かに似てる。そっくりだ。。。。orz
この絵、ラブリー感を出すためか(違)、右手に花を持たせているところが更に不気味さを増してますよね。


・・・そんな感じの展覧会でした。

併設のカフェ、落ち着いていてくつろげそうだったので、いつか行ってみようと思います。
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by nihaoperio | 2010-09-19 09:01 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(2)

坂東玉三郎の『牡丹亭』

来月、坂東玉三郎の『牡丹亭』が赤坂で上演されます。

先ほどTBSで
「坂東玉三郎、究極の愛。新たなる美への挑戦!」
というスペシャル番組を見ました。

昆劇を日本人が演ずる、という想像もつかない大仕事をやりとげた玉三郎。
言葉も習慣も違うし、何より日本人というある種特殊な立場での挑戦。
3年間かけて、中国人もうなる素晴らしい「牡丹亭」を作り上げました。

「どうして牡丹亭をやろうと思ったのですか?」
という質問に対して、
「理由はありません。ただ心から演じたいと思ったから。」
という玉三郎。

伝統芸能を外国の人が演じる困難は、かつて石山雄太という、京劇史上初の外国人である彼の話を聞いてそれはもうびっくりしたことがあります。
インタビュー記事

歌舞伎を中国人や韓国人が演ずるようなものですもんね。
しかも、ちゃんと歌舞伎一座の一員として。

中国で上映された映像を見ましたが、最初は興味と厳しい目で集まってきた観客が、幕が降りた時、涙を流しながら玉三郎の名前を呼び拍手している姿を見て、感動してしまいました。
国が違っても心は伝わるものですね。
昆劇の発祥の地、蘇州では、玉三郎に「蘇州名誉市民」を授与しています。



あああ、見たいなあ~。
チケット高いんだけど、このチャンスを逃すのも惜しい。
一晩考えてみよう。( ̄ー ̄)


そういえば、25年くらい前、玉三郎の「楊貴妃」見た時、ありえないほどどっぷりあの世界にはまったんだった。
思えばあれが中国語に足を突っ込むきっかけになったのかも・・・。


☆クリップ赤坂ACTシアター   10/10/6(水)~10/10/28(木)
  S席:\12,500
  A席:\9,500



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by nihaoperio | 2010-09-12 19:11 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(4)

毎年開催される、『高野山カフェ』。
今年は東京丸の内で開かれています。
これは、高野山の雰囲気をを都会の人にも味わってもらおうということで、修行体験(写経、阿字観瞑想)、仏教講座、精進料理等のメニューが各店舗で出されたりするイベントです。

去年までは青山だったのでビビリまくりぶーで行きませんでしたが、今年は職場から徒歩5分。
早速仕事帰りのぞいてきましたよー♪

場所は「新丸ビル」7階。
私は八重洲OL(笑)なので、丸の内側は丸善以外めったに行きません。
駅を挟んで向こうへ行くだけで別世界!!
お客さんに以前言われました。
「丸の内OLがガトーショコラだとしたら、八重洲OLはどら焼きだね。」と。(ತ_ತ)
すごい、言い得て妙だな~。

新丸ビル、内装が素敵です。

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エントランス吹き抜け。

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新丸ビルのロゴなのかな?気がつくといろいろな場所にこのデザインが。

目指す7階につきましたが、あら?高野山っぽくないぞー。
いつものとおり、おしゃれなレストランスペースです。

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でもよーく見ると、各レストランやカフェのテーブルに「高野山カフェメニュー」が!
それぞれ精進メニューがあるようです。
おいしそう!おいしそう!!
でも、今回は見るだけなのでぐっと我慢・・・。

体験講座の場所は、梵字が両脇にかかれた細い廊下の途中にありました。
写経以外の体験コースはすべて予約終了ですが、写経は予約不要です。
部屋の中をこっそり覗いていたら、袈裟を着たお坊様に発見されて「今なら30分待ちで写経できますから是非どうぞ。」と勧められました。
お経は理趣経というもので、その中から100文字を書くそうです。
待ち時間30分、写経40分ということで、丁重にお断りしました。
夕飯の支度考えながらあせって写経しても落ちつかないもんね。
写経体験は大盛況で、毎日満員だそうです。5時くらいが一番空いているらしいですよ。

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高野山のゆるキャラ。「こうやくん」。あまりにそのまますぎるネーミングじゃあ・・・。

12日まで開催されているので、もう1度行って「ゴマ豆腐とプルーンのショートケーキ」をいただきたいと思います!(結局食い意地)



056.gif中国語の勉強

「中級漢語口語1」は、復習1ヶ月も含めて完了しましたー!
まだまだ吸収しつくしていませんが、やり遂げた感が気持ちいいです。
来週からは「漢語口語習慣用語教程」に入ります。
この夏は復習月だったため、お気楽モードでちっとも勉強をしませんでした。
今度のテキストは濃厚なので、予習をきちんとやらないとちんぷんかんぷん。
今晩新出単語調べよう。

中国語読書『活着』読了しました。
良い言葉が見つかりませんが、すごーーく引き込まれました!
中国語のリズムがポンポンと心地よいのは余華の文体の特徴でしょうか?
中国語そのものがそういう性質なのかなー。
余華の作品、もっと読んでみたいです。
それにしても、悲惨中の悲惨、これ以上の悲惨っぷりはないってぐらいの内容。
それでもどこか明るさがあって、読んだ後に勇気がわいてくるような良い作品でした。

要大的?还是要小的?(母親が大事か、それとも子供が大事か?)
出産時の医生の言葉。こんな使い方するとは興味深い。

你看看我,我看看你。
看看笑笑,笑笑看看。
何だか見ただけで嬉しくなる表現ですね~。
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by nihaoperio | 2010-09-04 18:18 | 音楽、芸術、催し物 | Comments(9)