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古代の音をきく。

石笛(いわぶえ)の音色を初めて聴いた。
石笛って何だろう?石でできたオカリナみたいな物かな?と思っていたが、これがびっくり。
石に自然に開いた穴を吹いて音を出すのだ。
穴はひとつしかないのに、ちゃんと音の高低がある。
楽器が奏でる音というよりも、自然の音だった。
風が吹き渡る音、虫の声、葉ずれの音・・そんな風な。

目をつぶって聴いていたら、月と岩穴が浮かんだ。
どこかの山の中で月を見ているようだ。
岩穴の中には何かを祭った祭壇と蝋燭が2本。
何だろう?すっごい懐かしい気持ちになった。

龍笛の音は光を感じた。
今度は、金色の瓦に青空、龍に鳳凰に五色の布がひらひらと。
奈良時代~平安中期の香りがただよってくる。
体の芯にダイレクトに届くエネルギーを感じた。

そして、大祓い。
朗々と豊かな声と共に、勺を持った右手と左手が風に吹かれるようにゆらゆらと揺れる。
その周りにはキラキラした光が一面に漂っている。
ちょっと尋常じゃないエネルギー。

お友達に誘われて、太古の音をきく会に行ってみたのだ
古神道に伝わる、神楽笛、龍笛、石笛の音をききに。

またしても、脳天気に「何やら面白そー♪」というのりで行ってきたけど、本当にすばらしかった。
こんな言葉でもどかしいけど。

日本に生まれて良かった。そして日本人であることを誇りに思う。
by nihaoperio | 2007-12-12 15:28 | 音楽、芸術、催し物