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ひとり芸術週間。

GWも残すところ1日。

今年は珍しく家族と休みが2日間一緒、という日もあったりしてちょっとアクティブな気分に。
その2日間は、結局東京ドーム深夜野球大会になったのですが・・・(笑)

その他のひとり時間は『芸術週間』ということにしました。
最近なんとなく煮詰まり気味だったので、気になる美術館に片端から行ってやろうかと。
心が疲れている時は美しいものでエネルギーチャージです!

片端から・・という割に、行ったのは4つ。

国立新美術館の『セザンヌ展』『エルミタージュ展』。
埼玉県立近代美術館の『草間彌生展』。
ブリジストン美術館の『あなたに見せたい絵があります展』。

あ、GW前に国立西洋美術館の『ユベール・ロベール展』と科学博物館の『インカ帝国展』も行ったのでした。

本当は上野の藝大美術館の『高橋由一展』と東京国立博物館の『ボストン美術館展』へも行きたかったのですが、雨降りに負けました!後日行きますよ。

4つ、それぞれ素晴らしかったです。
特に軽いショックを受けるような感覚があった草間彌生展。
事前に彼女の自伝『無限の網』を読んでいったので、作品一つ一つにこめられた彼女の叫びが感じられて頭がクラクラ。

無限の網 草間彌生自伝 (新潮文庫)

草間 彌生 / 新潮社


あの時代にこんな人がいたなんて。
この人の事を、もし大学生時代に知っていたら私の人生全然違う方向へ行ってたかも、と思わせるすさまじい吸引力がありました。驚いたなー。

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エカテリーナ2世が収集した膨大な作品数に圧倒されるのは『エルミタージュ美術館展』。
古典からバロック、ロココ、印象派、現代美術までそれはもう宝船のようですよ。
時代ごとに壁の色が変わる展示方法も効果的だった。
やっぱりロココは水色だよね〜。ぴったり!
まあとにかく、こんな作品を一度に見られるなんて夢のようです。
期間中、会場に設置されたポストに投函すると、エルミタージュ美術館か、チェブラーシカの消印が押されるので是非お手紙を!

同美術館で同時開催されている『セザンヌ展』。
セザンヌはあまり好きな画家ではなかったのですが、数年前実物を目にしたらガーンΣ(゚Д゚|||)。
絵は実物を観ないと絶対に理解できないってことが心の底からわかりました。
ゴッホもそうだけど、セザンヌも印刷と実物の差があまりにありすぎましたよ。
彼のアトリエも再現されていて、世界観にたっぷりひたれます。

ブリジストン美術館はもう、毎度の事ながら企画がうまいんだなー。
大量の所有絵画の中からテーマに沿った絵を見事な配置で展示しています。
今回は「自画像」「肖像画」「ヌード」「モデル」「レジャー」「物語」「山」「川」「海」「静物」「現代美術」の11項目に分けられて展示されてました。
しかし、この石橋財団。
なんというコレクションを・・・・選びに選び抜かれた絵ばかり。眼福〜〜
最近気になるモーリス・ドニの絵(『バッカス祭』)が一点あり、その絵はがきを購入しました。

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『ユベール・ロベール展』の美しく幻想的な廃墟の絵にタイムトリップしたり、『インカ帝国展』の3Dシアターでマチュピチュ体験してこれまた頭トリップ!面白かったー。

去年は震災の影響で中止になった展覧会も多く、また自分の中でも絵を観る気分ではなく、あまり美術館に足を向けられませんでした。
今年は気の向くまま、足の向くまま、たくさん鑑賞しようと思っております。
この後も素晴らしい展覧会が目白押し!楽しみ!\(^^@)/
by nihaoperio | 2012-05-05 22:57 | 音楽、芸術、催し物