NHKカルチャーラジオ『中国古典のスターたち』

7月から、NHKカルチャーラジオで『中国古典のスターたち』(講師:加藤徹氏)が始まりました。
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加藤徹氏の本は何冊か読んだ事があり、京劇はじめ、論語や漢文など中国の古典に対する造詣の深さ、愛の深さ(笑)にすっかり魅了されていたんです。
そこにこの講座。
なんて素晴らしいタイミング!

先週3回目は、関羽が財神になった理由でした。
その中で、「関羽ダッシュ」という言葉が。

なんだ?なんだ?関羽ダッシュって???

それは、京劇で関羽を演じる時に、役者は「これは役者が関羽を演じている偽物です。決して本物の関羽様ではありませんよ」という謙虚な気持ちを表すために、顔にわざと黒墨でホクロや黒線を入れたりする演出だそうです。

「関羽ダッシュ」という言葉は加藤氏が作ったのでしょうけど、そのネーミングセンスに大うけしてしまいました。
あの化粧はそういう意味だったのですねー。面白い。

三国志の数々の英雄の中からヒーローとなった関羽は、日本でも足利尊氏時代から広く知られ、江戸時代には一大ブームになったそうです。
いまや「関羽ガンダム」まで!(劉備ガンダム、張飛ガンダムもあるそうですよ)

ヒーローになった理由は、彼の「義」の精神が、戦乱が続く中国の歴史の中で渇望された事と、彼の故郷である山西省は軍人や商人、芸人が多く出た土地であり、彼らが同郷の大先輩である関羽を持ち上げて神格化したことからだそうです。
『三国志演義』を書いたとされる羅貫中も山西省出身で、その小説の中で関羽を徹底的に持ち上げたんだそうです。
すごい郷土愛ですね~。

そんな折、行きつけの古書店で、なんと羅貫中の『三国志演義』を発見!
しかも上下巻で1000円という安さで。

おおお、これはまた何かのご縁かと大切に持ち帰りましたよ。
後ろの青い顔の人は関羽?でも青いしなー。誰だろう?
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ずいぶん年季が入ってますが、立派な外箱付きの本。
いつ、どんなシチュエーションで読んでやろうか、と楽しく考え中~。

ラジオはこの後、杜子春、西施、虞美人、武松・・・といろいろな人を特集していきます。
加藤氏の講談師のような軽妙な語り口でスターたちもたじたじだろうな・・。

9月までの毎週木曜日、新しい楽しみができました。
ラジオはもちろん、テキストも面白いのでおすすめいたします!
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by nihaoperio | 2011-07-17 23:20 | 日常のひとこま