『禅-ZEN』を見る。

ずっと見たかった『禅ーZEN』をようやく見た。
思ったとおり素晴らしく、思わず2回見てしまった。




中村勘太郎の所作の隙のない美しさ。
座る姿、歩く姿、合掌した時のたたずまい・・本物のお坊様のようだった。
役に入る前に永平寺で修行をしたそうだが、短期間であれほど習得するなんてさすが役者というか、歌舞伎の世界の人というかお見事。

中世の町の雰囲気も良く出ているように思えた。
最近の大河ドラマや時代劇などを見ると、やけに町も人も小ぎれいで感情移入できないのだけど、この映画では、世紀末で末法思想が広がりすさんでしまった人心がよく出ていたと思う。

最初のシーンは入宋した道元が師を求めていくのだけど、中国語のセリフなのよね~。
思えば当然だけど。
西村雅彦と勘太郎の会話場面は、あまりの発音の怪しさにちょっと白けた。
吹き替えればよかったのに。(笑)
いや、勘太郎は中国語の雰囲気をよくつかんでたかな。
たまにすっごい良い発音の時もあったし。
驚いたのは、笹野高史。(釣り馬鹿のスーさん付の運転手さんね。あ、大河ドラマ「天地人」の秀吉だ)
この人の中国語は上手!
寂円&公暁を演じた鄭龍進は、はまり役ね~。
彼、中国語・英語・日本語のトライリンガルらしい。道理で。


056.gif056.gif056.gif056.gif


映画の中で、一番心に響いた言葉はこれ。

「あなたの中に仏がいる。 自らを殺すことは仏を殺すこと。 他者に依存することは自らの仏を否定することになる。」

ああっ!ここのところ私がずっと心に思っていた事をズバリと言ってくれたー!!
そうなの、そうなの。
それを言いたかったのです。ずっと。

やっぱり禅って素晴らしい。
私の座右の銘。
「あるがままなり」
もしっかりテーマになっていた。

~春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり~

生きている事すべてが禅。
呼吸も、食事も、料理も、掃除も、歩行も、仕事も、勉強も・・・。
道元禅師の言う「只管打坐」は、物理的に座ることだけを指すのではなく、生き方全てにおいて「只管打坐」をと言っているのだろうと思う。


・・・・と禅僧モードのぺりおからでしたー。ヽ(^。^)ノ
[PR]
by nihaoperio | 2009-09-28 11:10 | 日常のひとこま