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ジョー・リン・ターナーに会う。

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Rainbowのロゴと新日本フィルが一緒になってるなんて・・不思議だ。

ここひと月ほど、音楽まみれになっていました。
7月のヴァネスをはじめとして、次は渡辺克也&ヴェネツィア室内合奏団の夢のようなオーボエを聴き、次は父親が参加している合唱団&東京交響楽団のモーツァルトの「ハ短調ミサ」、次がF4のフィルムコンサ、そして昨日がようやく最後となる、「Tribute to Rainbow~虹の彼方に~」かのRainbowのボーカリスト、ジョー・リン・ターナーと竹本泰蔵指揮の新日本フィルとの共演です!

この奇妙で素敵な演奏会には、例のごとくドイツ語マニア兼ハードロックマニアの妹に誘われたのです。

Rainbowっていえば、中学から大学時代くらいの時期、毎日毎日ききまくり、リッチー神!とか叫んでたよなあ。
姉妹揃って、RainbowだのMSGだのZEPだのパープルだのラットのモトリーのスコーピオンズのヴァン・ヘイレンのなんの・・・
土曜日の夜は、小林克也の「ベストヒットUSA」をこっそり見ては親に叱られ、ポスター貼っては叱られ、音楽聴いては「悪魔の音楽だ!」と叱られ、かなりバトルな日々でした。
ああ、なつかしい。(^^ゞ

しっかし、始まるまでどんな演奏会になるか想像がつきませんでした。
何しろ、客層がわからないし、ノリノリになっていいのかどうかもわからないし。
当日会場についてみたら、黒Tシャツ(もちろんアーティストロゴつき。なぜかKISSが多かった)にジーンズ姿、ハードなシルバーアクセに長髪のお兄ちゃん、いかにも新日本フィルを聴きにきました、という感じの上品そうな50代くらいの女性グループ等々さまざま。一体どうなるのー??

でも、コンサートはすばらしかった!
たまに、ジョーとバックがかみ合わなかったり、バラードが日本の叙情歌っぽく聞こえる事もあったけど、それはそれ。
ジョーの声はやっぱりいいなあーーーーー!
人の心をひきつけるパワーは健在でした。
時たま苦しそうなのもまたそれが良い感じ。
25年前、あこがれてた人とこんな形で再び出会えるとは。しみじみ・・

懐かしい曲ばかりでいちいち感想を書いているとものすごい長さになりそうなので、2曲だけ。
亡きコージー・パウエルに捧げる序曲「1812」。
両壁いっぱいにに懐かしいコージーの写真がが大写しにされました。
あのドラムの音や、中学の時クラスメートに借りたアルバムや、コージーが死んだ事を知った日なんかがくるくる頭をめぐって胸うたれました。

それから「Stone Cold」。
これはオーケストラのアレンジがすごく良くて、とにかくブラボーでした。
ジョーの叫びも絶好調♪

最後のスタンディングオベーションと歓声、終わらない拍手、そしてジョーの涙。
なんだかすごく心に残る演奏会でした。

多分来年もまた来るだろうなあ。
次回はリッチーもつれてきてね。(*^_^*)
by nihaoperio | 2006-08-05 23:07 | 音楽、芸術、催し物